小児の定期予防接種について
[2021.10.05]
小児の定期予防接種は生後2か月からスタートするわけですが、以前との違いはまとめて複数接種可能なユニバーサルスタイルになってきていることです。お母さん方は出産後色んな関連資料を頂くでしょうから、最近1,2年のママさん達は比較的迷わず同時接種をする方が増えている印象です。例えばB型肝炎、ヒブ、肺炎球菌を注射してロタウイルスワクチンを飲むといった形です。もちろんまとめては不安という方は従来通りバラけても良いのですが、メリットとしてはスケジュールが把握しやすいという点が挙げられます。発熱などの副反応の出る可能性はやや高いかもしれませんが、スケジュールで混乱することを考えればメリットというのも理解できますね。というのも旧タイプのスケジュールで経過したお子さん方の中には、中途半端になってしまい、救済措置や自費での接種を選択せざるを得ない場合も多く、こちらも公費で可能なのか否かの判断に時として迷ったり、接種後に1~2日のずれが判明してしまうことも無い訳ではありません。今後は小児のワクチン接種の予約もweb利用を考えていますが、接種ミスを可能な限り減らすには、予約時に一度コールセンターなどに確認してからクリックなどのステップを入れて行こうかと思っています。便利さの追求と接種ミスの防止は両輪でなければならないわけです。