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放射能処理水の問題

[2024.06.17]
最近、話題になることが減った感がありますが、福島原発事故後の処理水(汚染水?)の問題は全く解決してません。何故なら問題ないとする皆さんは処理水の核種と濃度は国際基準を満たしていると主張しますし、それはそれで正論なわけで、危険だとする意見はただの言いがかりという事になります。しかしながらメルトダウンした後の水は本来接触するはずのない複数の核種を含んでおり、正常な原発からの排出水とは異なった性質なのです。このメルトダウンした後の排出液(汚染水)という状況に対してはその内容に応じた排出基準は示されていない訳で、良いも悪いもコメントできないということであり、海外などの批判は正にこの点にあるのだと思います。最初のっボタンが掛け違っている以上、意見の一致をみることはないでしょう。しかし不思議なのは311以降ほぼすべての原発が止まり、日本は停電が激増するだろうと言われましたが、火力発電を稼働させるだけで、厳しい電力需要の夏を何度も乗り越えています。火力発電のコスト高が電力料金を押し上げると言っていますが、再処理や廃炉の技術的問題を含んだ原発をむりやり延命させるよりは、高コストであっても高性能の国産火力発電をもっと活用した方が遥かに安全でコスパも良いのでは?と思います。日本には原発ムラがあり利権の巣窟と聞きますが、ムラ自体はワクチンなどの医業や、コウロギ絡みの食品、農薬や添加物などの農業、再生可能エネルギーの業界とありとあらゆる分野にムラは存在することが明らかになりました。そして各々のムラは独自の耳触りの良いキャンペーンを展開します。思いやりワクチン、世界的飢えに備える、食材の安定供給、エネルギーの持続安定化など、一見反対しにくい台詞のかげにある、利権、中抜き構造といったことには異論を唱えていきたいと思います。
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