痛風(高尿酸血症)について
[2024.09.28]
検診の血液検査項目としてポピュラーなのが尿酸です。尿酸値が高いことから痛風発作の発症をイメージされる方も多いと思いますが、意外とそうでもありません。これでよく発作が起きないね(例えば10近いとか)という方もいれば、指導されたとおり7以下にコントロールしているのに頻繁に発作が起きるという方もいらっしゃいます。発作が起きないからと放置すると腎臓に負担を掛けますし、コントロールは重要ですが、問題は不安定な方です。尿酸値が7以下なのに発作が出る場合の対処法としては薬剤の変更や増量があり、6以下を目標にしています。また、発作はなんとかコントロールしてるが、くるぶしや指趾関節に痛風結節ができてしまうという方の場合はさらに尿酸値を下げていく方法をとります。このあたりは個人差が大きいところですので、オーダーメイドといった印象です。