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美味少量の心得

[2025.03.16]
もともと大食家ではありませんし、満腹感を追求する人間ではありません。一方で美味しいものを食べることは好きですし、好き嫌いは特になく、敢えて言えば高価で不味いものということになります。B級グルメも好きですし、もちろん手の混んだ懐石やフレンチフルコースも大好きですが、年齢のせいか最近特に量が入らないのです。「美味っ!」と舌鼓をうっても、無理に量を詰め込むと逆に苦痛となってしまい、それがやや遅めの食事であったりすると翌朝の朝食がまるで進みません。自分だけかな?と密かに感じていたわけですが、最近家内からも同じ訴えがあり、よくよく訊くと私より以前から感じている様でした。健啖家の方には全く響かないことなのでしょうが、食事は毎日の行事であり、なるべく有意義な時間であって欲しいわけです。また家族共有の楽しみでもありますから、最近では食事や宿泊の予約を取る際にも希望のコメント欄や問い合わせがあれば「量は少なめでお願いします」とか「お寿司のお米は小さめで良いです」とか具体的にリクエストするようにしています。もちろん値段交渉するわけではなく、お店の方も「では全体量を減らしましょう」とか「素材のグレードを上げましょう」とか色々提案してくれることも増えてきています。「多かったらどうそ残してくださいね」などとわざわざ言ってくださるお店もありますが、思わず「タッパー持ってくりゃあ良かった」と思ってしまうのは性分というものです。しかし以前から3食きちんと食べましょうというご指導には今ひとつノレないへそ曲がりではありますし、なにより食べすぎないということが日々の体調管理にはベターな印象を持っています。よく夜遅く食べないとか清涼飲料水系を避けるなどとともに、満腹にしないことに慣れていくというのも自分としては心地良くなってきており、機会があるとそんな会話をしていることが増えました。突然に食生活を激変させるということは中々難しいものでありますので、せめて満腹にしないという意識をもつことは如何でしょうか。その反応として一番わかり易いのは朝食がより美味しく感じられるということだと思っています。
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