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花粉シーズン来る

[2022.02.10]
例年のことですが、寒さの中にもすでに花粉の気配を感じ取っている方が増えています。すでに自分のレジメを確立されている方は迷わず過去の処方を希望されます。症状は目のかゆみや鼻水、くしゃみ、鼻閉が王道ですが、治療のポイントはあまり症状が悪化する前に導入することだと思います。最近の内服薬は古いものと比較してまあまあの効果があり、眠気などの副作用の少ないものが主流になっています。点眼薬もコンタクトレンズの上からも使用できる利便性の高いものもあります。点鼻薬は好みがわかれるところですが、併用することで内服との相乗効果が期待できます。注意点としては鼻水、くしゃみを得意にしている内服は確立されていますが、鼻閉は意外に厄介です。鼻閉を念頭においた内服を選択することが重要ですし、一時的に鼻閉を改善する点鼻も有効です。しかしこれら治療に抵抗性の場合、副鼻腔炎が隠れいていたり、点鼻の使い過ぎで逆に症状を悪化させていることがあります。あまり我慢せずに耳鼻科の相談を受けることが大事です。
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