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B型肝炎ウイルス

[2025.04.22]
お子さんの定期予防接種に入ったことからB型肝炎、とくにワクチンに関して質問が増えています。B型肝炎の多くは母児間感染や医療行為などの感染経路がほとんどで、特に免疫系が未発達な小児では持続感染が成立する確率が高まります。そのため出産時の母児間感染対策がなされて以来減少傾向にあります。成人になってからの感染は性交渉や医療行為(針刺し事故)などが多く、急性肝炎として発症し、一般的にはウイルスは排除されて治癒します。このために医療従事者やブライダル対策としてワクチン接種が推奨されています。ではこれらの感染経路リスクの極めて少ない小児におけるワクチン接種の意義とはなにかといえば、極めて近しい身内にウイルス量の多い持続感染者がいたり、同級園児がまれな母児間感染をすり抜けた持続感染者であった場合にスキンコンタクトや唾液を介しての感染の可能性があるということです。しかしこれらは極めて稀な状況であり、心配であれば先ずは身内での感染状況を確認することを優先しても良いと思いますし、入園の際に母児間(お母さんの感染有無)を確認することでもある程度の情報は掴めるでしょう。それでも心配とあればコンタクトスポーツなどを楽しむようになる学年が近づいてからの接種でも善かろうと感じます。要は、生後2~3か月にわざわざ多種同時接種を急ぐことはなかろうということです。一部のB型ワクチンはまだ水銀含有が存在しますし、性的接触の可能性の出てくる年代に合わせての接種でも遅すぎることはないと思います。
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