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健診異常データのみかた

[2022.01.21]
健診で異常値を指摘された事のご相談を頂きます。まず、データを拝見する訳ですが、健診は基本的に異常を拾い上げることが役割ですから、基準値から外れれば全て異常値とされます。同じ施設で古いデータが残って比較ができれば経過観察でスルーされることもありますが、新しい施設ではフルマークとなります。例えば赤血球や白血球の数も上限~加限があるわけですが、元々高めを推移する方もあれば逆の方もいらっしゃいます。以前のデータをみれば基準値を挟んで行ったり来たりということもよく見られます。コレステロールなども、その方の成人病などの背景によって内服するかどうかも違いがあります。血圧も自宅での朝や入浴前などの値を確認しないと本当のところは判断できません。要は治療が必要な方と不要な方をきちんと区別することが重要で、異常を指摘されたことがすなわち薬を服用することに直結するわけではないことを認識してください。これは健診データ全般に言えることだと思います。
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