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認知症について

[2022.03.21]
「徐々に進行するもの忘れ」が認知症の代表的症状として認識されています。ただこれ以外にも「性格や好みの変化」、「意欲の低下」、「不眠や昼夜逆転」、「動くのが億劫そう」など家族でなければわからない微妙な症状が前駆症状として見られることがあります。またこれらの症状が認知症以外の脳血管の問題や他の疾患が原因だったりすることも稀ではありません。脳梗塞や脳内に血がたまったり(血腫)、脳の中を流れる水の滞り(水頭症)、甲状腺などのホルモンバランス、塩分のアンバランスなどが隠れていたりした場合は治療によっては改善が見込まれます。また同じ認知症でもその分類によっては選択する薬剤が異なったり、あえて治療せず様子を見る場合もあります。私としてはご家族が観察していて、明らかにいつもと違った様子が見られた場合など(物忘れの程度が軽くても)、一度神経内科(脳神経内科)などに相談することをお勧めしています。
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