メニュー

AIとディープラーニング

[2022.02.23]
自分は完全なアニメ世代であり同時にウルトラマン・怪獣世代である。恥ずかしながら漢字の読みは教科書より漫画で覚えたといってもいいくらい依存度が高い。アニメキャラのなかでも超メジャー級と言えば手塚治虫の鉄腕アトムである。人型ロボットであり、コミュニケーション能力を持ち、最後は人類のために太陽に突っ込んで死んだ(かも)という最終回は当時の自分にはちょっと衝撃的でやるせないエンディングでした。自己犠牲を問わないという行為が今でいえばAIのディープラーニングの結果と言えるのでしょうが、それならば救いがあるなと思います。手塚先生の意図としてはロボットとしての葛藤を描きたかったのでしょうが、現代の状況に当てはめても通用するストーリーというのは驚異的な想像力を感じます。自分も社会人となりそうそうアニメを追い求める訳にはいかなくなりましたが、数年前に士郎正宗の攻殻機動隊を読んでいてオヤと思いました。やはり近未来の話であり、優秀なロボットAI(人型でなく蟹?蜘蛛?型)が素敵なサブキャラとして活躍します。タチコマという名前で複数台存在するのですが、やはり危機的状況でディープラーニングの結果、集団的自爆攻撃を仕掛けます。他のメインキャラ達は脳みそ以外は「ギタイ」の人工物ですが、AIのタチコマたちは最後は人のために集団自爆攻撃を選択するというストーリーです。アトムのコンセプトを共有していると感じましたが、現代社会を鑑みるとAIに任せた方がはるかにマシかもしれんと感じる場面が残念ながら多いようです。これかは内視鏡検査でのガンの見逃し防止にとAIが活躍しそうです。こういったより良い関係が継続しますようにと祈るばかりです。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME