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インフルエンザワクチン

[2021.09.18]
今年もインフルエンザワクチン接種の時期となった。昨年はほとんど陽性者がおらず(というよりも風邪症状の受診者がいなかった)、検査キットも塩漬けだった。 勤務医をしていたころ、ワクチン接種をした年から高齢者の感染・死亡退院例が減って、手ごたえを感じたが、独立してからは年によって当たり外れの差が大きい印象が強い。 接種完了後の陽性者が続くと、悲しくなってしまう。元々完璧な防御を期待できるわけではないが、接種後の安全性の面から考えれば、新型コロナウイルスよりは遙かに 安心して接種できる。残念ながら接種後死亡者は例年数人(2~3人)報告されているが、約3か月の間に5000万人程度が接種を受けることを考えれば、ワクチン本来の 予防医学としての役割は果たしているのだろう。最低でもこの程度の安全性を追求して欲しいものです(どのようなワクチンも)。
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