なんでも流行する昨今
[2024.08.23]
新型コロナ以降かと感じますが、帯状疱疹から始まり、溶連菌、マイコプラズマと既に抗ウイルス剤や抗生物質の適正使用で解決するものから、子供の夏風邪としてさしたる重症化や治療法もないような手足口病までまるで例年に比べて大流行!と報告するメディアが目立ちます。別に放置せよとか重症化はありえないと言っているわけではありませんが、もともと予後良好な感染症が流行したからとて、目くじら立てるような(TVでスクープ的に扱う様な)代物ではないと考えています。帯状疱疹なら放置せずに早めに診断・治療開始が大事ですよとか、溶連菌やマイコプラズマは抗生物質の選択や投与法に留意して、溶連菌は治ってから尿検査をしておきましょうとか、手足口病は口の中が痛くて食べれないときは努めて水分補給を心がけて脱水に注意しましょうとか、極々当たり前のアドバイスすら流さず、唯流行を煽るのは新型コロナ以降の悪い傾向と感じています。病気の本質をきちんと把握して冷静に対処頂くことをお願いします。