下肢の浮腫
[2025.05.03]
身体症状としての下肢の浮腫はよく見られるものです。感染症や内臓疾患などが絡んだ病的なものから、単純な血液の循環の不均衡や薬の副作用まで原因は結構多彩です。朝は問題ないが、夕方は両足が浮腫み気味で翌朝はまた元に戻る程度なら経過観察でも大丈夫ですが。片足だけが浮腫むとか両足が浮腫に加え体重が増えたり、お腹が張ったり、尿が少ないなどの症状ある時は肝臓や腎臓障害が隠れていることがありますので、受診をお勧めします。尿にタンパクが大量にでてしまうネフローゼという腎臓病や肝硬変などの肝臓病は専門的な治療・管理が必要となります。意外と多いのが高血圧の薬でカルシウム拮抗剤という系統の薬剤があります。非常に使用頻度が高いものであり、大きな風作用は稀ですが、起因薬剤としては頭の隅に入れておくことは必要でしょう。