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子宮頸癌ワクチン製造工程の問題点

[2025.06.22]
人間の免疫機構には大きく細胞性免疫と液性免疫の二つの柱が存在する。異物を排除するリンパ球と抗体がターゲットにくっついて処理へ導く経路である。抗体の精度が悪いと処理がうまく進まないために遺伝子変異の多いウイルスに対しては効率の良い抗体は作りにくい。このためなるべくリンパ球にも頑張ってもらいたいわけで、このためにウイルスを異物と認識して欲しいがために、アジュバントという物質をワクチンに入れて効率よく抗体を作ったりリンパ球の認識を促そうという試みがされている。アジュバントにはいくつかの種類があるが、今問題になっているのは子宮頸癌ワクチンにおけるアルミニウムである。子宮頸癌ワクチンの副作用として脳の炎症症状があるが、極めて重篤な場合はほとんど日常生活が困難になってしまう場合がある。この原因としてアジュバントとしてのアルミニウム自体の問題が指摘されており、なぜわざわざ神経毒性の高いアルミニウムでなくてはいけないのか?と批判されている。毒性惹起には個人差があり、確率の問題と言えるかもしれないが、推奨云々については副作用の可能性を十分理解した上での任意でなければいけないと考える。新型コロナ問題とも共通することだが、効果や副作用に関する最終的な総括が出ていないワクチンに関する扱いは慎重であるべきであるし、アジュバントしてのアルミニウムの適性ついても十分な議論を待ちたいところだ。
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