忘れたころの川崎病と溶連菌
[2023.04.04]
そろそろ新型コロナ騒ぎも終了の様相と認識しています。外国での暴露や騒動、訴訟などをみるにつけ、これ以上接種継続や補助(税金投入)は許されないでしょう。長い間の習慣で経鼻からの抗原キットを利用してワンパターンで診断、処方よりも発症届などの事務作業に翻弄され、身体診察がおろそかになっていたなあと感じていました。お子さん・ご両親ともマスクをつけて診察。熱はあるもノドが痛いなどの症状もなく、会計待ちの時点で「あっ、のど見てない、皮疹確認忘れた!」と呼び戻したりもたびたびありました。ほとんどはそれでも大過ありませんでしたが、ここ1か月何気なくノドをのぞいて苺舌や咽頭所見を確認し、危うく溶連菌をみつけたり、なんとも統一性のない皮疹、ツ反の発赤、高熱などで川崎病に出くわしたりと、ようやく従来の診療に戻ってきた印象です。これは大人も同様で、微熱で新コロやインフルを否定できたからと安心するのは危険で、一課背景チェックをしないと思わぬ見落としを食らう危険性が潜んでいます。自戒ですが、今後はちょっと落ち着いて基本的な診察を心がける必要性を実感しております。