ベタなタイトルですが、あまり症状が出ないことを良いことに結構糖尿病を甘く見ている方が多い気がします。よくコントロール状況の評価に利用する”HbA1c”があり、正常値は６．２％程度とされています。高齢者（一般的には７０才以上）はやや甘めに７％とされていますが、なかなか食事管理や運動療法＋内服での管理が難しいことが少なくありません。なんとか改善傾向が見られる間は経過観察で結構ですが、頭打ちが１年以上自覚した場合は見直しが必要と考えています。特に食事管理は死ぬ気で頑張るなどというのはずっと継続は困難ですし、食事自体が苦痛であることあることは生活の質として問題です。この程度なら頑張れるという運動・食事に合わせてコントロールしていくというのも一計です。糖尿病の合併症は一旦出始めると厄介です。しかしながら糖尿病の治療約は継続的にリニューアルしていますので、糖尿病専門の先生の意見を一度聞いてみるのも是非お勧めしているところです。長続きする快適な（良好なコントロール）治療を目指して頂きたいと思います。