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mRNAワクチンの今後

[2023.07.09]
新型コロナウイルスワクチンで一躍注目されたmRNA法ですが、まだまだ実用化や安全性・有効性といった基本的な部分での問題は山積みです。諸外国では同ワクチンを推奨・接種している状況は急速に萎んでおり、5回目、6回目接種を行っているのは日本位な状況になっています。まだまだ課題の多いmRNA法ですが十分な反省のないままに他のワクチン製造への応用が進められようとしています。そして新コロの経過を鑑みますと、その応用範囲や安全性などの情報開示が十分に行われるかは甚だ疑問が多いと言わざるを得ません。秋〜冬に向かってまたインフルエンザや新コロの追加接種などの話も聞こえますが、少なくともmRNA法で製造されたものに関しては当院では接種しない方針を考えております。このあたりは追加情報のご案内となる予定です。余談ですが、新コロワクチンは緊急承認薬として治験の継続の形をとるものと考えていました。通常治験というものは偽薬群VS実薬群あるいは実薬で異なる投与法群を比較するする方法をとります。そして前者の場合、一定の期間を経て偽薬群VS実薬群の効果を比較し、有効性の報告をするkey-openというセレモニーがあります。この経過中には偽薬群には実薬を与えるなどの救済が盛り込まれることもあります。新コロの場合も治験がまだ終了していないとのことですからどこかでkey-openがあり、皆さんに公表されるものだと思っていました。しかしながらlot管理までしておきながら、いつまでたっても終了しないどころか、途中で3回目の追加接種や接種対象年齢の追加などとても治験の体をなしていないことがハッキリしました。緊急承認だから多少の曖昧な部分は、、と考えたことは自分も脇が甘かったと反省材料ですが、接種直後死亡例が積み上がって行く状況で接種を推奨・継続したことは極めて異常事態と考えています。こういった背景がワクチン行政への不信を高めており、一般の方(老若男女)ももう一度ひとつひとつのワクチンが本当に自分に必要なのかどうか、TVや広報などだけの情報を鵜呑みにしないで判断してほしいと強く希望します。
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