日本人のデモ
[2024.04.15]
私の世代はひとまわり近く年齢が上の世代は日米安保や医学部インターン制度の問題などで政治活動・政治デモへの参加が盛んでした。TVでも放水車で注水されたり、機動隊と対峙して大立ち回りした画像が良く流れましたし、最後は大学に籠城して火炎瓶を投げたり、あさま山荘事件の様なゲリラテロみたいな活動にも発展していました。学生さんが中心とはいえ、もともとお上には従順すぎるほど従順で、まさかお上がそんなことはするまいと表立った政治評論活動は一線を引くことが多いのが一般的日本人でした。このときも結局学生運動は下火となり、活動した学生は公務員や公的機関への就職はできないなどの扱いを受けたりして、急速にその勢いがしぼんでいきました。そんななか、今回WHOのパンデミック条約締結に向けての抗議活動の一端として、SNSなどを介して2万人前後の一般的日本人がデモ行進をしたという状況には驚きました。コロナワクチン後遺症関連や接種同調圧力の問題などは大手メディアにほとんど載ることのなかった3年間でしたが、ここに至り一般の方がここまで意見を一つにして集まれるというのは画期的と前向きに感じています。もちろんデモ参加だけが方法ではありませんし、行政のパブコメやHPへのSNSやメールを介した意思表示など、どちらかと言えば苦手だった日本人がようやく覚醒してきたという新たな感触があります。なにも言わなければ何をされても文句の言いようのない現実です。こういった動きがパンデミック条約だけでなく、改憲問題や税金問題など多方面へ広がって、少なくとも平民はこう考えているのだという意思表示をしていきたいものです。