ワクチン接種者からの献血の問題点
[2024.06.28]
これは新型コロナワクチン接種が始まって程なくSNSで若干話題になっていたことですが、スパイクタンパクが大量に含まれた血液を他人に輸血して大丈夫なのか?という記事がありました。スパイクタンパク自体がアレルギー反応を起こすことや酸化グラフェンが血栓などを引き起こすことを懸念したものでした。しかしこれは献血の時点でなんらかのスクリーニング検査を行わなければ事前には知りえず、自己申告では当然漏れが出てしまいます。このため懸念はされるが具体的な対策はあまりとられずに来たわけですが、最近になって輸血後トラブル(血液型非適合以外)が報告され、接種者からの献血・輸血のリスクが報道されています。対策を取ろうにも献血時点での選別が困難であれば、事前に観血的な(輸血の可能性のある)手術が予定されている場合は自己血を保存するなどの事前対策が必要になろうかと思います。また、緊急時などでも可能な限り非接種者からの献血を募り、接種者からの輸血を避けるなどの協力体制が望まれます。接種者からの輸血後トラブルが増加すれば行政側も何らかの対策に迫られるでしょうが、今のところ全くその気配はありません。しばらくの間は緊急輸血などの事態に巻き込まれない様な注意が必要ですね(そんなのは無理だというお声もありますが・・・)。