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妄想:新しい学校をつくろう

[2024.07.28]
日本の経済状況は悪化の一途であり、OECDの中で最下位あたりを彷徨っているらしいです。それと関連しているのか、子どもたちの学力も同じ様な傾向とのことです。ゆとり教育世代がもてはやされた一方で、外国との差は開く一方という皮肉な状況となっています。以前、町中華での外国人の若い衆が見事な店内さばきを見せてくれたことに驚き、少なくとも彼らは母国語、英語、日本語のトリリンガルを高度なレベルで達成していることに感銘したことをブログに残しました。しかし彼らも日本円の没落とともに帰国してしまうかもしれませんし、現状の才能を生かして日本で成り上がって行くのかもしれません。彼らは仕事に対する情熱も一流でしたが、没落する円でも良かろうと入っていくる外国人にその質は期待できるでしょうか?おそらく無理だと思います。各国での移民騒動を見れば明らかです。しかしながら猛勉強して外国での生活に活路を見出そうとしている彼らと比較すると、今の平均的な日本の若者には絶対的にバイタリティーが欠けていると感じてしまいます。ここでいう平均的というのは普通に小・中・高・大学と横並びで進学して特に在学中に資格や特技を身に付けていない彼・彼女を指しています。簡単な英会話すら怪しいというのが普通でしょう。長い在学期間中にそれこそ横並びの教育をうけ、個人の特技や資質を伸ばすといったサポートも受けることなく進んだ若者に勝ち目があるんだろうかという危惧を持っています。音楽やアートなどオンリーワンの特技は問題ないのですが、それ以外の若者たちが心配です。既に現在進行系の教育システムに急ブレーキや急ハンドルをやれと言うのはもちろん困難な話ですが、これからは小〜中で最低限の社会的知識や常識をクリアすれば、どんどん個人の好きな分野を進ませるオーダーメイド的教育が必須になって来ると思いますし、そうでなければ猛烈にやってくる外国勢には伍して行けないと感じます。得意なところを突き詰めていくということが最強のアドバンテージになってくるわけで、苦手な部分を伸ばそうとしたり、悪い部分を消していこうというのは無駄な努力であると感じます。落ちこぼれも少なくなるでしょう。何故って好きなことをやるわけですから、楽しいですし、他人を意識したり必要以上に比べる必要もなく、羨む必要もないわけです。無駄な競争意識は排除されていき、他人の特性に対しても寛容になり、逆にお互いの良い面が感じられるようになると思います。先生たちも生徒を矯正するのではなく、寄り添ってアドバイスするという立場になりますから、ネガティブなストレスは減ると思います。そんな教育環境、面白そうじゃありませんか?人間リタイアが近づき、生業以外のことを考え始めると色んな世界が見えてきて楽しくなってっきます。妄想と書きましたが、ネット時代であり、以外に同感して頂ける仲間もできるかもしれません。
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