インフルエンザの増加傾向
[2023.12.12]
インフルエンザが新型コロナの減少と相反して増加傾向です。もっとも夏前から散見されていましたので、既に例年とは異なる流行状況です。症状は従来の風邪症状が主体ですが、嘔気・嘔吐・腹痛・下痢といった消化器症状が目立つ感じがします。単なる胃腸炎と区別がつきにくい点は要注意かもしれません。新型コロナ、インフルともに抗原キットでの診断になりますが、やはり発症後早期ですと偽陰性が高率ですので、1日程度経過した時点での検査をお勧めしています。当院での対応は発熱外来の11:30~12:00の受付ですが、薬局にて購入も可能であり、自宅でご確認いただくこともお勧めしています。陽性の場合はともに5日間の自宅待機が必要となります。インフルエンザに対する治療は以前からのタミフルをはじめとして、吸入剤や錠剤などが準備されており、投与ご希望に方には処方を行っております。特に推奨はしておりません。