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子宮頸がんワクチンについて

[2023.11.25]
子宮頸がんワクチンについては以前から激しい疼痛や失神発作、中枢神経系の後遺症(麻痺や不随意運動)などが報告されており、一度接種干渉から撤退されておりました。最近は再度見直され、男子も含めた接種推奨が喧伝されております。この間、副作用に関する病態解析や広報がキチンと行われたわけではなく、副作用の頻度や重篤度のリスクが放置されたまま推奨される状況に違和感を覚えました。副作用情報を熟知した上で、本人や親御さんが接種希望される場合はご自由ですが、はたして正確な情報が提供されているのかは疑問です。ワクチンの有効性や社会的意義は新型コロナでも露呈したように、非常に2分された相反するデータが存在しており、個人的には医学的証左で判断をすることが困難な状況にあると考えます。こうなると仮に少数とはいえ大変重篤で不可逆的な後遺症が出る可能性をもう少し前向きに提供して接種判断を促すべきではないかと思います。とかく社会的意義が強調され、悲惨な副作用例の現状が伏せられている印象を持つのは私だけでしょうか。しかも接種時には医療機関には急変に対応した体制が要求されております。ワクチン自体の安全性の確立(100%ということは不可能ですが)や正確な副作用情報の提供がなされるまでは、当院としては接種を行うことはできないと判断しております。
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