子供のアトピーの扱い
[2024.12.28]
子供に限定する話ではないかもしれませんが、ひどいトビヒ状態で相談されたりすることがあるので、個人的見解を言います。掻き壊してしまうような状況では、まず痒みからの開放が優先で、抗アレルギー剤の内服・塗布、ステロイド剤の塗布や抗生物質は避けて通れないところです。しかし、回復したあとのスキンケアとしてつるつる・スベスベを追求しているとステロイド軟膏からの離脱は難しくなります。まずは乾燥肌が目立っても痒みがなければ良しとして、保湿剤などでのスキンケアを基本としたほうが良いと思います。もし痒みが出てくれば抗アレルギー剤の内服や軟膏でまずは対処して、掻き壊しが出てきそうならステロイドの登場位の立ち位置で行きたいものです。同時に特定の食材で悪化しないか?という観察や、アレルギー頻度の高い小麦食材を避けて米主体にしてみるとか、ポストハーベストのきつい食材をさけ、農薬使用の少ない食材に変更してみるとか、医療以外の食環境整備も試してみるべきだと思います。化学保存料や農薬、沢山の食品添加物など、日本の基準は外国に比較して非常に甘いのが現状です。敢えて試してみるという前向きな姿勢が重要です。