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歯の噛み合わせの重要性

[2025.01.26]
恥ずかしながら小さい頃はあまり真面目に歯磨きをしておらず、これまで歯のトラブルとは長い付き合いです。昔の治療は削って埋めてというのが主流であり、歯は徐々に小さくなり、最後は根っこが傷んで抜歯という流れに至ります。既に自前の歯は3本失っており、そのうち1本はインプラントとなっています。仕事柄夜間診療や救急で診察して頂ける歯科医院にお世話になっていましたが、ようやく慣れた若い先生方もやがては実家に戻るという繰り返しとなり、腰の落ち着かない状況が続いていました。これではいかんと意を決して診療所近くのO先生を訪ねてようやく落ち着いた治療が始まったのが昨年です。O先生のモットーは丁寧な治療に加え、歯の噛み合わせを重要視して見て頂けることが最大の特徴です。年齢やQOLに応じた治療が一段落した後、噛み合わせ調整に入ります。すると明らかに自分の中で変化が見られ、①左右両方で無理なく咀嚼できるようになり、②首肩のこりが減り、③睡眠の質が良くなったことは驚きでした。それに影響されてか、食事中にむせたり、口の中を間違えて噛んでしまうことが減り、なにより喋ることが疲れなくなりました。仕事柄、一日中喋っているわけですが、後半は疲れて喋るのが面倒くさくなっていたのも事実ですし、会話が苦痛でなくなったことで、仕事の疲れも緩和されるようになっています。常にメンテナンスしないと体に良くないものの一つに睡眠時無呼吸症候群があり、マスク呼吸をすることによって、劇的な睡眠の質向上が得られますが、ちょっとそれに似ているのかもしれません。O先生曰く、整体などに似ている面もあろうかとおっしゃっておられましたが、正しくと感じます。ただ数字で表されるものでもなく、これが自分にとってベストの噛み合わせを掴むには継続的なメンテナンスが必要不可欠であろうと思います。自らの高齢化を目の当たりにして、咀嚼の改善という面は今後手を抜けないフィールドのようです。
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