扁桃腺は免疫反応に重要な役割を果たしていますが、ウイルスや細菌に対して防波堤として働く際には炎症反応を起こし、時には発熱・疼痛・腫脹といった症状として現れます。これはある意味正常な反応です。その都度きちんと治療し、鎮静化すればなんの問題もありません。しかし扁桃自体が大きすぎて睡眠や発語に悪影響を及ぼしたり、あまりにも頻繁に扁桃炎を発症するようは時は扁桃摘出の適応となります。この辺りは耳鼻咽喉科の先生と十分な連携をとりながら方針を決めていくことが重要です。細菌性の扁桃炎が長引いたり、反復するような場合はEBウイルスやリンパ腫などの特殊な場合もありますので注意が必要です。