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AIテクノロジーの発展と医療事務

[2025.11.30]
チャットGPTと始めとして身近なAI技術の発展は目覚ましい。これに伴う事務系仕事の効率化も当然顕著となり、時間の短縮や簡素化、人的作業の減少と経済的な効率化にとっても極めて有用です。翻って医療事務系への影響はというと極めて限定的であります。というよりはAIでカバーできない追加メニューによって手仕事に近い作業をやる羽目になっているからです。作業はキーボードを使用しているのに、(つまらん!、失礼)書類作成業務が侵入するために一人当たりの診察時間にとっては無駄な延長時間が発生する。また窓口業務の一環である保険証情報の確認もマイナンバーカードなどを持ち込むことによって追加デバイスが発生し、またそのバグによって余計な時間が浪費されるという負の連鎖にあります。確かにもともとは手書きの紙カルテを使い、支払いも手作業であった頃と比べれば圧倒的に簡素化されているわけですが、保険請求に関わる業務を改悪してしまうために、思ったほどには簡素化が洗練されない状況にあります。医療側の都合になりますが、支払元の社保や国保の統合や請求業務の極端な簡素化、支払いのキャッシュレス化などを実行すれば、それらに係る余計な業務が減少し医療側・患者側ともにwin/winとなるのですが、遅々として進まない状況です。
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