これからの学校
[2024.03.08]
いじめや不登校、犯罪の低年齢化など以前から指摘されていた社会問題は徐々に悪化の一途と感じます。お手本のはずの大人がシッカリしていないのも問題ですが、学校~進学~就職という過程にあまりに自由度や選択肢が少ないと感じますし、同時に先生方への過度な負担なども無理に画一化を進めてしまう大きな要因になっていると感じます。子供はその感性は小さければ小さいほど無限大ですし、大きな可能性を秘めていますが、同時に身体的(肉体的能力や特性)には大きな多様性もはらんでおります。同じ教育課題でも単に走るだけでも大きな差がありますし、興味を抱く分野も感性の違いが如実に出るわけです。乱暴ですが、学校では将来社会に出たときに困らないような、読み書き、そろばんといった基本事項や税金や契約などの社会事項、公共的迷惑をかけない道徳などの社会性、多彩なキャラクターの友人たちとのコミュニケーションといった面が達成されれば十分と考えます。こういった基本項目が達成されれば、音楽や工作、美術、運動などなど興味を持てる分野を深めるようなサポートを行い、同時に進学希望の子供には受験対策をサポートし、学校以外の時間を有意義に過ごせすような環境が欲しいなと感じます(飛び級も大いに結構)。今の様な画一化された受験校育が主体では、大学は出たものの、他人との差別化が困難で、すなわちそれは自分の身に降りかかってくるブーメランとなってしまいます。なるべく自分の好きなもの、興味のもてるもので生活をしていけるような社会づくりがこれからの課題だと思いますし、自主性や個人の特性を尊重した教育を行っているような学校も少しずつ出てきていることはうれしいことです。この傾向が全国的に広まり、自分の個性特性を生かした生活基盤をもつ若い人たちが増えてくることを期待しています。