メニュー

高齢者フットケアの重要性

[2025.02.25]
加齢とともに筋力の低下を来すことは自然現象であり、ある程度致し方ないことです。またそれに抗うために定期的かつ適切な負荷の運動を行って現状維持を図ることも重要なことであります。しかしこれには足・腰のトラブルをなるべく回避することが重要であり、いくらやる気があっても痛みを伴ってしまっては自然に足が遠のいてしまいます。加齢ともに脊椎のずれや神経の通っている管の狭窄に伴ってしびれや疼痛が発生し、整形外科的なケアが必要となってきます。ここで意外な落とし穴として見落としがちなのは足先のトラブルです。魚の目、タコ、伸びすぎて放置された爪、外反母趾に伴った圧迫症状などはわざわざ靴下を脱いで確認しないとつい見落としがちでありますが、これらのトラブルも歩行に対してnegativeに働いてしまうため、可能な限り良い状態を保つことが運動・リハビリの維持には重要な要素です。しかしながらこれらを包括的にケアしてくれるシステムがこれまではあまり確立されておらず、さてどこに相談しようかと悩む状況が多かったものです。外科?皮膚科?整形外科?と迷う所でしたが、最近は訪問リハビリのサービスの一環として受け入れてくれる施設が少しずつ増えているようです。まだまだ十分とは言えず、対応不可の施設も多いですが、徐々に増えていくことを期待しています。ケアマネージャーさんとの相談の中で、フットケア対応の施設を探していくことも今後の選択肢の一つになってくると思います。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME