イベルメクチン
[2025.02.27]
寄生虫の駆除剤として「made in japan」の薬品ですが、新型コロナ騒動時に有効性が取り沙汰され渦中の薬品となりました。新型の病気に何故突然駆虫剤が登場?と違和感を持たれた方も多かったのではないでしょうか?何故効くのか?という原理についてもネット界隈では発信されていましたが、直ぐにみられなくなりました。有効性に関する報告も全く無効から極めて友好までバラけており一般の方には分かりにくかったと思います。新型コロナの登場初期の病状は急速に呼吸不全が進行するというのが特徴で、胸部のCT像もMARSやSARSといった先行した感染症と似ており、この時に色々治療として検討された中の一つではなかったのかな?と感じています。イベルメクチン以外でもデキサメサゾン(副腎皮質ホルモン)、類似ステロイドを含有した気管支喘息用の吸入剤などの有効性が報告され現場でも使用されました。しかしイベルメクチンに関しては,もちろん医療保険適応外ということもありますが、処方しようにも全く一般の処方箋ルートから消えてしまった現状がありました。処方しようにも出来ない状況であり、アメリカなどでは処方した医師が逮捕されたり、免許を剥奪されるなどの事態も発生したくらいです。当然、患者との話し合いでいわゆるインフォームドコンセントを取っているにも関わらずの事態です。ここまで来ると逆に有効性を期待する声が高まり、どうしてもの一般の方はネットでの自費購入に至るわけです。もちろん一般の薬剤同様、適正量や副用法、副作用の可能性などを理解して服用することは基本ですが、とにかく流通さえしないという事態が続いておりました。しかしながら今回のトランプ大統領の政権交代に伴い、アメリカのこの状況が一変しつつあリます。ドラッグストアなどでの薬剤購入が容易な保険制度の違いがありますが、間違いなく日本国内での流通にも変化が出るのではないでしょうか。最近では各種癌治療での有効性も報告が上がっておりますが、新型コロナワクチン副作用であるターボ癌対策の選択肢の一つとしても期待できるかもしれません。この辺りはアメリカからの黒船待ちの状況です。